▶ITに強いミカタを社内に置くワケ|システム開発の落とし穴2

システム開発の現状と課題

システム開発を業務委託で行う場合、システム会社は、どうしても開発コストを抑える方向で考えます。
このため「故意に」という訳ではないのでしょうが、業務を曲解したり、無意識に制限事項を
盛り込むことがあります。

実際に遭遇した実例としては、

  • 業務切替にログインが必須なコールセンターシステム: 入電直後に用件を聞いてからログインする必要があり、
    基本設計から修正が必要になりました。

  • 人事権限と実験権限を混同してしまった製薬系実験管理システム: GMP上の権限と人事権限が連動しており、
    さらに年数回の変更しか対応できないため、概要設計から修正が必要となりました。

  • 市町村コードの先頭0が自動削除される給与システム: 数値頭の0を消す機能はシステムの世界では
    一般的ですが、一部地域の市町村コードは頭が0であることを知らずに作成し、
    リリース後に不具合が発覚しました。

があります。

これらはわかりやすい例ですが、少し難しい「非機能要件」と呼ばれる、
人間の感性に依存する部分でも多くの障害が起きています。

たとえば、業務上のあるリストは1年で数千件にもなるのですが、数百件を超えるとリスト表示が
急速に遅くなり、削除してもリストからは表示が消えないという不思議な仕様のシステムが
出来上がることもあります。

なぜ私たちのサービスが必要か

これらの経験から、私たちは確信しています。システム会社は業務に興味がないことが多いのです。
システム会社のプログラマの年齢は25-35歳が多く、システムを作ることや新しい技術に
興味がありますが、他社業務に興味を持てと言っても無理があります。

ここに、私たちの価値があります。事業会社目線で「言わなくても当たり前だろう」と思っていることも、
声に出して言う必要があるのです。

最近、システム開発途中にご相談頂くことも増えています。御社の開発に悩みがあれば、
お気軽にご相談ください。相談は無料です。

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